鼻ピアスは他のピアスと違って、アンニュイな印象やかっこいい印象がありますよね。
鼻の中にピアスを入れるため、開け方や痛みについて気になる人も多いのではないでしょうか。
ここでは鼻ピアスの開け方や料金、鼻ピアスの痛み、鼻ピアスの種類と対応ピアスの種類、注意点について解説していきます!
鼻ピアスの開け方・料金
鼻ピアスはピアッサーでも開けられますが、病院やピアススタジオで開けるのがおすすめです。
ピアススタジオで開ける(1万円〜)
鼻ピアスは、ピアススタジオで開けてもらうのがおすすめです。
鼻ピアスの場所やお店にもよりますが、大体ピアス込みで1万円前後の料金で開けられます。基本的に麻酔はしてもらえませんが、素早く綺麗に開けてもらうので炎症が少なく安定もはやいです。
鼻は無意識に触ってしまいがちですが、触らずにシャワーで優しく洗って清潔に保つようにしてください。また、
顔のピアスに手指用の消毒用アルコールやマキロンは強すぎて荒れてしまうので注意しましょう。
▼ピアスの消毒について
ピアスの穴あけに対応している病院で開ける(1万円〜)
病院で鼻ピアスを開けるのは基本的に自由診療(保険適用外)です。
耳鼻科ではなく、ピアスの穴あけを取り扱っている美容クリニックや皮膚科を探してください。
病院によっては耳ピアスしか取り扱っていないこともあるので、事前に確認しましょう!
麻酔代やピアス代、病院によって可能止めの薬込みで1万円程度の料金が多いです。また、ニードルの場合とピアッサーの場合があります。
以下のクリニックでは、ニードルを使用した施術代8,500円(税抜)とピアス代1,000円(税抜)で9,500円(税抜)で開けられます。
鼻ピアス、口(唇)ピアス
1ヶ所 8,500円(税抜)
局所麻酔を使用し、特殊なニードル(針)を使用し、当院独自の方法で行いますので、痛みがなく数分で挿入できます。
表示の料金には、ピアス代は含まれておりません。
ピアスは、クリニックでも購入できますが、ご自身での持ち込みも可能です。
鼻用ファーストピアス代は、1個1,000円(税抜)。口(唇)用ファーストピアス代は1個4,000円(税抜)です。
ピアスの場合のみ初診料(カウンセリング料)は無料となります。まりもクリニック 美容皮膚科のページから引用:https://www.marimo-c.jp/medical/beauty-dermatology/beauty-dermatology06/entry-153.html
鼻用ピアッサーを使って開ける(1,000円〜)
市販の鼻用ピアッサーを使って開ける方法です。
普通のピアッサーには頑丈なキャッチがついているので、安定したときにペンチなどで外します。
鼻の中にあるキャッチを外すのは難しいので、鼻用ピアッサーには最初からキャッチがなく、先端が太いです。
- まずは手を綺麗に洗い、アルコールなどで消毒をします
- 無菌ペンや水性ペンを使って開けたい場所にマーキングします
- 鼻の表面側の皮膚を消毒します
- ピアッサーの細い方を鼻に入れ、位置を定めます
- 向きが曲がっていないか確認してゆっくりと握り込みます
- 落ち着いてピアッサーを外し、ピアスの頭を押し込んで完了
キャッチがなく、外れやすいので1週間程度は肌色のテープでピアスの頭部分を抑えるのが推奨されています。
▼鼻ピアスを開ける手順動画
ピアッサー提携の病院で開けてもらう
JPS株式会社のセイフティーピアッサーは、提携の病院で無料もしくは500円程度で医師がピアスを開けてくれます。
提携病院で開けてもらうには、未開封のセイフティーピアッサーと購入時のレシートか店舗のスタンプが押された冊子が必要です。
ピアッサーの提携病院の一覧はこちらから、お近くのクリニックを探してみてください。
鼻ピアスは痛い?
鼻ピアスは、鼻の粘膜部分に貫通するため、比較的痛みが強い部位です。
痛みの感じ方は気分や個人差があるので、「耳たぶより痛い・軟骨ピアスよりも痛くない」という意見も多いです。
開ける時よりも、忘れた頃に「タオルを引っ掛ける」「手で擦ってしまった」「ピアスをつけたまま鼻をかむ」などで、トラブルが起こったり、痛い思いをすることが多いです。
鼻ピアスの種類・名称
鼻ピアスは基本的に細いゲージで売られているのが多く、20G〜18Gくらいがメインとなります。
人によってはそれより太いゲージで付けている人も見かけます。皮膚部分なら徐々に拡張していくか、軟骨部分は最初から開けておくのが良いでしょう。
「ノストリル」
一番オーソドックスな鼻ピアスで、鼻の膨らみの横につけるピアスです。
場所が高い位置になると「ハイノストリル」という呼び方をします。リングタイプや、スタッドタイプのピアスが好まれます。
「セプタム」
鼻の穴の間を貫通するように開ける、牛のピアスを連想させるような形のピアスです。
リングタイプのピアスやセグメントクリッカーなどがよく好まれます。
「ブリッジ」
鼻筋の少し上に上がって眉間の間に左右から貫通するように開けるピアスです。
眉間の間で鼻筋に沿って縦に開けるピアスを「バーティカルブリッジ」と呼びます。
「セプトリル」「ライノー」
鼻の先に開けるピアスです。
セプトリルは鼻先に縦に開けるピアス、ライノーは鼻の先端を縦に貫通させるピアスです。
この位置もかなりマイナーで、実際に開けている人に会ったことがありません。
「ナサラング」「オースティンバー」
鼻筋の骨の下側を両サイドから貫通するようにして開けるピアスです。
ナサラングよりも下で鼻の頭を横から貫通させるピアスで「オースティンバー」というピアスもあります。
どちらもマイナーな場所で、実際に開けている人には出会ったことがありません。
鼻ピアス対応のピアスの種類・名称
ピアスは基本的にどこに付けるとは決まっていないのですが、鼻ピアス用で探すときは以下の名称で探すと見つかりやすいです。
「ノーズスタッド(ノーズボーン)」
「ピン」のような差し込みタイプのピアスです。
付け方はピアスホールに差しこむだけで簡単です。うしろの少し太い部分がストッパーとなります。
「スクリュー」
ノーズスタッドとして売られていることもある、形がスクリュータイプの鼻ピアスです。
捻じ曲がっている部分が抜け防止のストッパーの役割を果たします。
「L字タイプ」
L字に捻じ曲がっているタイプの鼻ピアスです。曲がっている部分がストッパーの役割になります。
「ノーズリング」
鼻ピアスに向いているリングピアスです。形が少し半円っぽくなっています。
「セプタムリング」(フープリング)
ノーズリングの中で、セプタムに付けるのに向いているピアス。
お店によって名称にばらつきがある場合があります。鼻以外でも使えるピアスです、
「セグメントクリッカー(セグメントリング)」
着脱が簡単なピアスで、セプタムなどで真ん中に通して使うピアスです。
耳などのピアスにも使えて、名称はお店によってワンタッチリングなどと呼ばれることがあります。
「U字タイプ」
セプタムで付けやすい、鼻の真ん中にぶら下げるU字タイプのピアスです。
お店によって名称が違う場合があります。
「ノーズチェーン」
両側に開けたピアスからピアスまでチェーンで橋渡しするような形のピアスです。
「キャプティブビーズリング」
鼻以外でも合えばどこにでも使える、ボールをカチッとして使うボディピアスです。
「ストレートバーベル」
こちらも合えばどこにでも使えるバーベルタイプのボディピアスです。
鼻ピアスの注意点
鼻ピアスはなかなか他の人とも被らないかっこいいピアスですが、耳ピアスにはない注意点もあります。
輸血・献血ができない
鼻ピアスに関わらず、粘膜部分にピアスを開けている人は感染症のリスクから輸血や献血ができません。
医療機関等で、あるいは使い捨ての器具で穴をあけた方は、穴をあけた場所の状態にもよりますが、細菌等が感染している危険性があると判断し、最低1カ月間献血をご遠慮いただいております。
その他の場合(友人同士などで安全ピンや針を共用して穴をあけた方など)は、エイズ、B型肝炎およびC型肝炎などのウイルスが血液を介して感染している可能性を考慮して、6カ月間献血をご遠慮いただいています。口唇、口腔、鼻腔など粘膜を貫通してピアスを挿入している場合は、献血をご遠慮いただいています。
日本赤十字社より引用:https://www.jrc.or.jp/donation/about/refrain/detail_06/
ピアスを付けていると鼻をかめない
鼻の中にピアスが飛び出ているので、鼻をかむ時に刺さってしまいます。
慣れれば上手に避けるか、外してからかむのが安全でしょう。花粉症や鼻炎の人で頻繁に鼻をかむ人はあまり鼻ピアスに向いていません。
鼻の中は清潔に保つのが難しい
耳や他の顔ピアスと違って、鼻の中を常に清潔に保つのは難しいです。
粘膜部分のピアッシングは感染症などが起こりやすいので、安定してからも触らず清潔に保つように心がけてください。
将来跡が残ったりトラブルが起こった時に目立ちやすい
鼻ピアスは顔なので、将来ピアスを塞いだ時に跡が残ったり、肉芽などのトラブルが目立ちやすいです。
粘膜部分は他のピアスに比べて塞がりやすいですが、肌表面側は塞がっても残る可能性はあります。
また、将来就職や転職する際に、仕事中は外さなければいけないという可能性も高いです。