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ピアスで金属アレルギーになったときの症状と対策!おすすめの市販薬も

耳を抑える女性

ピアスがきっかけで「急に金属アレルギーになってしまった!」という人は意外と多いです。

素材がわからないピアスを付けっぱなしにしたり、ピアスホールが未完成なのに安いピアスに付け替えをすることで、体内に金属アレルギーの原因物質を取り込む原因となっていることがあります。

ここでは、ピアスの金属アレルギーの症状と対策対処法と症状の緩和に使える市販薬についても解説しています。

※金属アレルギーが疑われる場合、症状が悪化する前に皮膚科やピアスを取り扱う病院へ行きましょう。

目次

ピアスの金属アレルギーの症状

金属アレルギーは、汗で溶け出した金属イオンが体内のたんぱく質と結びつくと、体内で異物となります。

傷口だけでなく、安い金属素材などでアレルギー物質が少しずつ蓄積することで、いままで無かった人でも急に発症する可能性があります。

一度金属アレルギーになってしまうと治すことは難しく、原因になっているピアスは外すしかありません。

主な症状としてはピアスホール付近に以下の症状が出ます。

  • 激しいかゆみや湿疹
  • 痛み
  • 腫れ
  • 火傷のようなただれ
  • 水脹れ
  • 皮膚がカサカサとした感じ

ピアスを開けたばかりだと、ある程度の痛みや腫れ・治りかけのかゆみを感じることはあります。また、ピアスホールが膿んでいたり、乾燥や肌質の問題でホール周辺の皮膚がカサカサすることもあります。

自分で金属アレルギーかどうかの判断は難しいですが、激しいかゆみや他の場所でも金属でアレルギー症状が出る場合は可能性が高いです。

▼田辺三菱製薬さんのページにわかりやすい症状と画像がありました。

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ピアスで顔にアレルギー症状が出る?

金属アレルギーになると、耳に近い顔にアレルギー症状が出る場合もあります。

また、ピアス以外にもネックレスやボタン、メガネ、時計などのちょっとした金属部分も原因となります。

金属アレルギーの物質であるニッケルは食品などにも含まれており、ピアスきっかけから汗に含まれるアレルギー物質で顔や他の部分が荒れてしまう可能性は十分にあります。

片耳のピアスホールだけアレルギーになることもある?

金属アレルギーは、同じ素材のピアスを付けていても、例えば片方だけアレルギー症状が出て、もう片方は出ないということがあります。

病院で診てもらわないことには「そもそも金属アレルギーじゃない」「他に原因がある」などの可能性があり、断言はできませんが、金属アレルギーだとしたらもう片方でアレルギー症状が出るのも時間の問題です。

金属ではありませんが、ネイルによく含まれるHEMAという成分でアレルギーが出てしまい手だけアレルギー症状が出て足は出ないということもありました。

ピアスで金属アレルギーにならないための対策

ピアスで金属アレルギーにならないための対策を解説します。

金属アレルギーの原因になる物質は、普段口にする食品、タトゥーやアートメイクのインクなどにも含まれるため、確実な金属アレルギー対策ではありません。

ファーストピアスは安定するまで外さない

金属アレルギーにならないために、ファーストピアスはホールが安定するまで外さないようにしましょう。

一般的なピアッサーはアレルギーが起きにくい「サージカルステンレス(医療用ステンレス)」が多く使われています。また、ピアススタジオなどお店で開けてもらった場合も、最初につけるピアスは素材の安全性が高いです。

ファーストピアスはホールが安定するまで人によって3ヶ月程度つけておく必要がありますが、待ちきれずにセカンドピアスに変えてしまう人も多いです。

ピアスホールが不安定なうちに付け替えすると内側を傷つける可能性や、傷口からアレルギー物質が体内に入りやすくなります。

アレルギーが起きやすい金属にはニッケル・スズ・クロム・コバルトなどがあります。値段が安いので雑貨屋さんなどで売っている安いピアスに含まれることがあり、汗などで溶け出しやすい性質があります。

金属アレルギーが起きにくいピアス素材を選ぶ

金属アレルギーは、完成したピアスホールでも可能性はあります。できるだけ普段からアレルギーが起きにくい金属を選ぶのがおすすめです。

アレルギーが起きにくいピアス素材は以下の通りです。

  • サージカルステンレス(医療用ステンレス)
  • 純チタン

サージカルステンレスや純チタンは安全性が高いとされますが、絶対にアレルギー起こらないというわけではありません。

この他にも、ゴールド・シルバー・プラチナなど多くの金属がありますが、比較的手に入りやすい値段のものは純度が低いため、サージカルステンレスや純チタンに比べると安全度は低くなります。

チタンポストやセラミックポストと呼ばれるピアスは、シャフト(軸)の部分だけがアレルギー対応素材でできています。肌に触れる部分は少し出てきてしまうため、純チタンやサージカルステンレスに比べると不安です。

▼金属アレルギーでも付けられるおすすめのピアスは以下の記事で詳しく書いています!

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ピアスで金属アレルギーが出てしまった時の対処法

ピアスで金属アレルギーになってしまったら、まずはアレルギーの原因になっているピアスを取り除かないことには治りません。

また、皮膚が治ってもアレルギー物質を含むピアスをまた付けてしまうと、すぐにまた元通りになってしまいます。

あくまで病院に行くまでの応急処置としてできる対処法をご紹介します。

金属以外のピアスに付け替える

ピアスホールをどうしても諦めたくないときは、金属ピアスの代わりにガラスリテーナー(ガラス製の透明ピアス)やバイオプラスト(医療用樹脂)で様子見という手があります。

皮膚の荒れがひどく付け替えが難しい場合は、ピアスホールは一旦諦めて皮膚が治ってから開け直すことも検討してください。

また、原因が金属アレルギーでない場合でも、ピアスが異物として腫れや痛みが出ている場合は完全に外すことで治る可能性もあります。

安くセット売りされている樹脂の透明ピアスは基本的に使い捨て専用です。他にもアクリル素材やシリコン素材のピアスもありますが、皮膚の荒れが治ってから付けた方が良いでしょう。

ピアスの金属アレルギーにおすすめの市販薬

金属アレルギー症状が出てしまったとき、すぐに病院に行けない場合のおすすめ市販薬です。

応急処置として皮膚症状を緩和するためのもので、これを使えばアレルギーが治るという物ではありません。

アレルギー症状を自分で判断するのは難しいため、薬局の薬剤師に相談してみるのも良いでしょう。

▼アレルギール錠

アレルギール錠は鼻炎にも効果がある市販の抗ヒスタミン薬です。

▼フルコートf(外用ステロイド)

▼ドルマイシン軟膏(非ステロイド)

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